2/28㈮ 全校人権集会
2025年2月28日 16時48分今日は午後から全校生徒が参加する人権集会を行いました。
今年1年間、人権・同和教育について学んだことを振り返り、学年を越えて思いを伝えあいました。また、3年生にとっては、中学校生活で学んだ差別解消への思いを後輩に伝える場ともなりました。
最初に、2月11日に川之江地域のフジやDCMなどで、人権啓発のためにティッシュを配布した人権委員のみなさんによる活動報告を行いました。活動の様子をスライドや、一人一人が活動の感想を述べる形で全校に発表しました。「声を掛けるときはとても緊張したけれど、快く受け取ってくださって、とても嬉しかった」「避けられたりするかもしれないと心配だったが、みんな優しく声を掛けてくれて、やってよかったと思った」という声ばかりでした。
その後、全校生徒で人権について意見交換を行いました。どの学年も多くの生徒が積極的に挙手し、思いを伝えあいました。「差別を自分事としてとらえなくてはいけない」「部落差別について正しい知識を周りの人に伝えていきたい」「家族の持っている差別意識をなくすよう働きかけたい」など、人権や差別について学んだ心構えを堂々と発表しました。特に3年生の意見は、とても具体的で、差別をなくしたいという熱意にあふれていました。あまりに挙手が多く、発表したい生徒全員から意見を聞くことはできませんでした。
最後の講評で校長先生は、周りの人を大切にする姿勢を示すことが大事だと話されていました。「困っている人を手伝ったり、悩んでいる人に優しく声を掛けたりすることは、もちろんそれにあたる。けれども、今、人が話している状況で、こちらに体と視線を向けて聞けているか。耳を傾けているか。それができでいる人は、話す人を大切にできている。話す側としても嬉しいし、安心して気持ちよく意見を述べることができる。道徳の授業でも習慣化しようと取り組んだことのはず。周りの人に対する気配り、心配りのできる人になってほしい。」と話されました。
人権についての学びは終わりがありません。周りの人に対する優しさは、必ず自分に返ってきます。優しさや温かさを伝えあい、分かち合い、誰にとっても優しい学校にしていきたいですね。