少年の日を祝う会☆☆☆
2020年2月4日 23時18分今日は立春の日。
「少年式」改め「少年の日を祝う会」を本日、挙行いたしました。
昨年までは、多数のご来賓をお迎えし、かくも盛大に学校行事として行っておりました「少年式」ですが、今年度は、学年オリジナル、生徒の司会によるアットホームな「祝いの会」をもつことになりました。
とはいえ、平日にも関わりませず、たくさんの保護者の方々においでいただき、凜と張り詰めた緊張感の中、粛々かつ晴れ晴れしい「祝う会」となりました。
校長の祝辞を紹介いたします。
お祝いの言葉
身も心も引き締まるような寒さの中、立春の日を迎えました。
昔の暦では、1年の始まりは立春の日からとされ、節分や八十八夜など、季節の節目に行われる行事は、立春の日を起点として定められました。
立春という日は、まさしく、気持ちを新たにし、何かを始めるのにふさわしい日です。
愛媛県では、この立春の日を「少年の日」と定め、大人への第一歩を踏み出す中学校2年生を、お祝いしています。
本日「少年の日」を迎えた2年生の皆さん、おめでとうございます。そして保護者の皆様にも、お子様の成長、心よりお祝い申し上げます。
さて、2年生の皆さん、少年式のテーマは、自覚、立志、健康。です。
自覚 自分の行動に責任を持ちましょう。
立志 将来の方向を考えましょう。
健康 たくましい心と体を作るために鍛錬しましょう。
この3つは、それぞれ大切な意味をもち、これからの生活の中で意識してほしいものです。
ただ、私は、この3つのテーマの中で、
自覚ということを、特に意識してほしいと思っています。
私がみなさんに自覚してほしいことは、3つあります。
一つ目は、
あなたたちは、人間として大切なことを、一つ一つ身に付けていることを自覚してほしい。ということです。
皆さんは、今までのいろいろな行事の中で、「仲間」といえる集団に成長してきています。お互いのことをよく理解し、それぞれの持ち味が発揮できるように、いろいろと試行錯誤しながら、みんなで協力して生活しています。
その生活の中で、校訓「挑戦・感動・思いやり」を意識し、日々成長しています。
時には失敗することもありますが、そのことを反省し、次の生活につなげることができています。
この川之江北中学校で、皆さんが送っている生活態度に自信をもち、自分たちは、一歩ずつ、しっかり成長していっているんだ。という自覚をもってください。
2つめは、
あなたたちが送っている素晴らしい生活態度は、あなたたちの周りにいるたくさんの方々のサポートなしではあり得なかったという自覚です。
あなたたちの周りには、友だちがいます。先輩・後輩がいます。保護者の方々がいます。兄弟姉妹がいる人もいるでしょう。
先生方がいます。地域の方々もいます。そんなたくさんの方々が、いつもあなた方を温かく見守ってくれています。
何か困ったときにはいつでも相談にのってくれます。厳しく叱ってくれる時もあります。
そんな方たちに支えられているからこそ、しっかり成長することができているんだ。という自覚をもってください。
3つめは、
今までの生活の中で、身に付けさせてもらったもの、自分で培ってきたもの、そしてそこから見つけた自分の持ち味、これらのことを、将来どの方向で発揮していくか。志を立てなければならないという自覚です。
人生は長いようで、何もしなければあっという間に過ぎ去ってしまいます。
無駄に過ごしていい時間はありません。
将来に向けて、今という時間をどう使うか。しっかり考え、自分の進むべき方向を決めなければならない。という自覚をもってください。
これからの時代がどういう時代になるかは、皆さんにかかっています。
思う存分自分の力を発揮し、すばらしい時代をつくってください。
これからの時代に皆さんの力が発揮され、すばらしい時代が来ることを期待し、少年式お祝いの言葉といたします。
令和2年 2月4日 四国中央市立川之江北中学校 校長 篠原 和彦
林さん、髙宮さん、阿合さん、山川さん。
4人が4人とも、自分自身の過去を真摯に振り返り、自分自身の今を見つめ、そして、将来の夢に向けて思いを馳せる、今日の佳き日にふさわしい決意を表明いたしました。
いつのまにかずいぶんと成長している子どもたち。
体育館後方からほほえましく拝見させていただきました。
体育館には惜しみない賞賛の拍手がこだまする、温かい祝いの会となりました。
午後からは砥部焼の絵付け体験に挑戦です。
この集中力はすごい。きっと思い出に残る作品になることでしょう。焼き上がりが楽しみですね。
さて、「少年の日の決意作文」は、今日の代表者のみならず、2年生一人一人が、この「少年の日」を契機に、自己の思いを綴っています。
ぜひ、ご家庭におかれまして、我が子の「少年の日の決意」をお聞きになっていただきたく存じます。そうして、聞き終わったあとは、どうか惜しみない拍手とエールを送ってやってください。
「少年の日」お子さまの成長、誠におめでとうございます。