卒業式 校長式辞

2021年3月17日 17時05分

校長式辞を掲載いたします。ご一読ください。

 

 

式辞
まばゆい春の日差しが降り注ぎ、
春爛漫といえる日が、目の前まで来ています。
我々を悩ませている新型コロナウイルスも、
あと一歩で収束。としたい所ですが、
まだ気を緩めることはできず、
昨年度と同じように、制限された形での卒業式となってしまいました。
しかし、教育委員会教育長様、市議会議長様のご臨席を賜り、
リモートではありますが、在校生と共に、
令和2年度 四国中央市立川之江北中学校 卒業証書授与式を、
本日挙行できること、心よりうれしく思います。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。
私は、卒業生の皆さんとは、皆さんが2年生の時から接してきましたが、
皆さんが1年生の時、どのような活動をしていたかは、
皆さんの、何事も明るく・正しく・前向きに取り組んでいる姿から、
手に取るようにわかりました。
そして、2年生・3年生では、
校訓「挑戦・感動・思いやり」を意識して生活し、たくましく成長しました。
特に、印象に残っているのは、
3年生で行った 各行事における、皆さんの姿です。
体育祭、合唱コンクール、文化祭と、
どの行事も、新型コロナウイルスにより、制限された形となりましたが、
皆さんは、みんなで協力してアイデアを出し、心を一つにすることにより、
川之江北中学校の伝統に、新しい風を送るような、
素晴らしい行事を作り上げました。
そんな頼もしい皆さんには、川之江北中学校卒業を機に、
「川之江を愛し、川之江はもちろん、日本の力となりえる 大人」として
生活してほしいと思います。
これは、川之江北中学校が、
来年度から導入するコミュニティ・スクールの目標です。
川之江北中学校で生活した生徒には、
目標に示すような大人に育ってほしいと、
先生方・地域の方々と話し合って、決めました。
川之江は、昔から、四国を東西南北に走る街道の交差点として、
また大阪通いの帆船が出入りする商港として栄えてきました。
そのため、愛媛はもちろん、香川、徳島、高知、
そして大阪とも直接交流し、
文化のまち、教育のまち、そして体育のまちとして発展してきた、
誇り高いまちです。
皆さんはその中で生活し、その生活を愛し、成長し、力を備えました。
これからは、
心のどこかに、いつも川之江があり、
この川之江を愛する心を原動力として、身に付けた力を、川之江に、
否、グローバルな視点を持った川之江で生活した皆さんなら、
日本全体に、力を発揮できる大人となってほしいと思います。
来年度から川之江北中学校は、
皆さんのような、否 皆さんを越えるような生徒が育つよう
地域の方々と一緒に、コミュニティ・スクールとして活動していきます。
機会があれば、皆さんにも力を貸してほしいと思っています。
その時はよろしくお願いします。
最後に、
Life is only once! 人生は一度きりです。
皆さんの中学校卒業の第一歩が、
新しい自分への第一歩になることを、期待しています。

令和3年3月17日
四国中央市立川之江北中学校 校長 篠原和彦